住宅の塗装

屋根と壁を狙う悪質業者

悪質業者は騙すキッカケを作るため、さまざまな口実で近づいてきます。

その代表が「工事のご挨拶」です。
「近所で工事をするので・・・」などといってドアを開けさせ、「今だけ」「特別に」などの甘い言葉でセールストークを始めます。

なかには、帰りがけに偶然発見したかのように装って、「お宅の○○も傷んでますね」「ついでだから格安で」などと工事を勧めることもあります。親切心を装って勧めてくるので断るのはけっこう難しいものです。

悪質業者は、そうした人の心をついてきます。相手が聞いたことのない社名を名乗る場合は、まずインターフォン越しに対応し、適当にあしらうのが無難でしょう。

【不要リフォーム被害】
都内に住む無職男性(61)は、2002年8月、「×××××」の男性社員の訪問を受け、屋根瓦を補修するように勧められた。当初、親類の大工に頼むからと断ったが、約3時間迫られ、約190万円の工事請負書にサインしてしまったという。

男性は「このままにすれば、家が腐って崩れ落ちてしまう、と言われビックリして契約してしまった。無理を言えば、私なら契約してくれる、と見られてしまったのか」と肩を落とす。その後も、同社や「×××××」の社員が頻繁に訪れるようになり、家の外壁などの補修を勧められるがままに頼んでしまい、契約総額は昨年8月までに計890万円に上った。

男性は昨年、30年間勤めた会社を退職。その際の退職金や年金だけでは支払いに不足が生じ、生命保険や定期預金も解約した。それでも支払いは間に合わず、昨夏からはローン契約を結んだ信販会社から度々、借入金の返済の催促を受けるようになり、「電話のベルが鳴ると怖くて、ノイローゼ気味になってしまった」。

信販会社からローンの返済をする請求の訴訟を起こされ、都消費者生活相談センターに相談に訪れた。
(読売新聞 2005年6月30日掲載記事から抜粋)

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